晶文社

東京・神保町にある、文学・芸術を中心とした書籍と各種学校案内書を発行する出版社です。犀🦏のマークが目印です。

斎藤環先生「自分の<声>という薬」――『自分の薬をつくる』書評④

私は精神科医として、坂口恭平の多方面にわたる活動を興味深く見守ってきた。坂口は双極性障害の当事者なのだが、一貫して現在の精神医療のあり方を批判しており、独自に編…

vol.3 樹海村:発見された本当の「隠れ里」とは――吉田悠軌の異類捜索記

「青木ヶ原樹海には、知られざる秘密の集落がある」  そんな都市伝説を聞いた人は多いはずだ。どれだけ昔からささやかれている噂なのか、私も正確な時期の特定にはいたっ…

vol.2 岐阜ポルターガイスト団地に「来た」もの――吉田悠軌の異類捜索記

全国の霊能者たちが、その団地に次々と集まってきたのは、2000年晩秋のことだった。    あるものは悪霊を退散させようと、あるものは土地の祟りを鎮めようと、怯える住民…

『物語を売る小さな本屋の物語』の反響まとめ

2020年6月に刊行した鈴木潤さんの『物語を売る小さな本屋の物語』、ご好評をいただきありがとうございます。 読者の方や、著者とお付き合いのあるみなさんから、とても嬉…

第4回 ボサボサの山をきりひらく!

山は放っておくと荒れてしまう  前回記事の中で、所有者の違いによって山を分類するお話をしました(「買うことができる山とできない山」)。他方で山は、それらが成り立…

vol.1 人面犬――吉田悠軌の異類捜索記

夕暮れの路地裏を歩いていたら、ふいに物音がした。  ゴミ捨て場で食い物をあさる、野良犬の後ろ姿だ。ふざけて小石を投げつけてみると、犬がゆっくりこちらをふり向く。 …