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vol.6 最恐怪談「牛の首」に隠された秘密――吉田悠軌の異類捜索記
■最恐怪談を求めて この世でいちばん怖ろしい怪談とはなんだろう?
オカルト好きなら、一度は考えたことのあるテーマだろう。そしてこの話題になるたび、必ず持ち出されるタイトルが、ひとつ。
「牛の首」である。
ただし「牛の首」という怪談が、いったいどんな話なのかは、誰も知らない。知らないのだが、とにかく最も怖ろしい話なのだということだけが、皆に伝わっている。
それはあまりに怖ろしい話な
ボスフォラスの夜空に新月は輝く──『俺の妹がカリフなわけがない!』スピンオフ 中田考
前代未聞のカリフライトノベル『俺の妹がカリフなわけがない!』でラノベ作家として鮮烈なデビューを飾った中田考さん。早くもそのスピンオフ作品が出来上がりました。「アヤソフィア問題について、トルコの現エルドアン政権の新オスマン主義の文脈での唯一無二の解説」ともなっているこの作品。「俺カリ」を読まれた方も、未読の方もぜひお楽しみください。
1.プロローグ 「先生、今日のバクラバはなんだかいつものより美味
記憶の曖昧さ経験のおぼつかなさ| 三好愛×畑中章宏 『ざらざらをさわる』『五輪と万博 開発の夢、翻弄の歴史』 刊行記念トーク(後編)
三好愛さん『ざらざらをさわる』(晶文社)、畑中章宏さん『五輪と万博 開発の夢、翻弄の歴史』(春秋社)の刊行を記念し、下北沢の本屋B&Bでトークイベントが開催されました。その中から一部抜粋し、前編と後編に分けて晶文社noteで公開します。
後半は三好さんの描く不思議な生き物たちの出自とは?、畑中さんの著書『五輪と万博』について、そしてイベントタイトルになった「記憶の曖昧さ経験のおぼづかなさ」について
文章を書くことは基本ひとりごと| 三好愛×畑中章宏 『ざらざらをさわる』『五輪と万博 開発の夢、翻弄の歴史』 刊行記念トーク(前編)
三好愛さん『ざらざらをさわる』(晶文社)、畑中章宏さん『五輪と万博 開発の夢、翻弄の歴史』(春秋社)の刊行を記念し、下北沢の本屋B&Bでトークイベントが開催されました。その中から一部抜粋し、前編と後編に分けて晶文社noteで公開していきます。
前半は三好さんと畑中さんを結んだ「諺のなかの子どもたち」、三好さんがはじめて装画を担当した『どもる体』について、そして三好さん初の著書『ざらざらをさわる』の