晶文社

東京・神保町にある、文学・芸術を中心とした書籍と各種学校案内書を発行する出版社です。犀…

晶文社

東京・神保町にある、文学・芸術を中心とした書籍と各種学校案内書を発行する出版社です。犀🦏のマークが目印です。

マガジン

  • 立ち読み・試し読み

    本のまえがき・あとがき・ぬきがき、イベントレポートやインタビュー記事など、ちょっと立ち止まって読んでみてください。

  • ウェブ連載

    注目の書き手たちによるオリジナルのウェブ連載。

  • マイ・スクラップブック

    スクラップとは、断片、かけら、そして新聞や雑誌の切り抜きのこと。われらが植草甚一さんも、自分の好きなものを集めて、膨大なスクラップ・ブックを作っていました。 ここでは、多彩な魅力をはなつ書き手たちのスクラップブック──つまり、自身がこころから興味・関心を寄せるモノ・コトについて書いたエッセイ──をご披露いただきます。(編集部)

  • 姫乃たまさん『永遠なるものたち』を巡って

    『永遠なるものたち』に関する記事をまとめています。

  • 新刊・既刊・パブ情報

    新刊・既刊をとわず、書評や紹介の情報をアップします。

立ち読み・試し読み

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  • 41本

詳細目次『話が通じない相手と話をする方法』

第1章 会話が不可能に思えるとき  最低なやつとの会話   不可能な会話とは何か?   不可能な会話はなぜ起こるのか?   何ができるのか?   この本で学べることと、この本の使い方 第2章 入門:よい会話のための7つの基礎──通りすがりの他人から囚人まで、誰とでも会話する方法 #1目標   なぜその人と会話するのか?  #2パートナーシップ   パートナーであれ、敵になるな。  #3ラポール   よい関係を築き、保つこと。  #4傾聴   聞くのは長く、話すのは短く。

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たちよみ『話が通じない相手と話をする方法』監訳者解題(by 藤井翔太)

はじめに本書は、Peter Boghossian & James Lindsay, How to Have Impossible Conversations: A Very Practical Guide (Da Capo Lifelong Books, 2019) の全訳である。原著のタイトルを直訳すると、「不可能な会話を行う方法──非常に実践的なガイド」とでもなるだろうが、内容と目的、そして筆頭著者であるピーター・ボゴジアンの学術的背景とそれに由来するアプローチをより明

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たちよみ『もし友だちがロボットだったら?』訳者あとがき(by 永井玲衣)

大人たちは、子どもの「哲学的な問い」が大好きです。子どもたちがじっと考え込んでいる姿が大好きです。子どもがこんな「深い」ことを言ったとか、面白いことを言ったとか、そんなエピソードが大好きです。 しかし、この「大好き」という気持ちが、子どもと一緒に考えるということを妨げることがあります。自分がぐっとくるようなことを言わせようとしてしまう。考えてほしい問いを、かれらに押しつけてしまう。 あなたにも、心当たりがあるでしょうか。 思い返してみれば、わたしたちは、考えることが大事と言

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23

コンテンツ飽和時代、人生を着実に退屈にする「効率重視のパラドックス」を乗り越えるためのたったひとつの冴えたやりかた。

 初めに、いまから200年ほど時をさかのぼって、その時代の天才詩人ゲーテの代表作『ファウスト』を見てみよう。  この疾風怒濤の一大悲劇の主人公ファウスト博士は、万巻の書を読み尽くし、いくつもの学問を究め、その結果、「何もわからないことに気づいた」人物である。  かれはその後、悪魔メフィストフェレスをともなって現実世界で快楽や権力を追求することになるのだが、それはともかく、今日の視点でこの『ファウスト』の冒頭を見ると、さすがに時代の違いを感じないこともない。  ファウスト博士が

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マイ・スクラップブック

スクラップとは、断片、かけら、そして新聞や雑誌の切り抜きのこと。われらが植草甚一さんも、自分の好きなものを集めて、膨大なスクラップ・ブックを作っていました。 ここでは、多彩な魅力をはなつ書き手たちのスクラップブック──つまり、自身がこころから興味・関心を寄せるモノ・コトについて書いたエッセイ──をご披露いただきます。(編集部)

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  • 5本

コンテンツ飽和時代、人生を着実に退屈にする「効率重視のパラドックス」を乗り越えるためのたったひとつの冴えたやりかた。

 初めに、いまから200年ほど時をさかのぼって、その時代の天才詩人ゲーテの代表作『ファウスト』を見てみよう。  この疾風怒濤の一大悲劇の主人公ファウスト博士は、万巻の書を読み尽くし、いくつもの学問を究め、その結果、「何もわからないことに気づいた」人物である。  かれはその後、悪魔メフィストフェレスをともなって現実世界で快楽や権力を追求することになるのだが、それはともかく、今日の視点でこの『ファウスト』の冒頭を見ると、さすがに時代の違いを感じないこともない。  ファウスト博士が

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不眠、社会化されない病のエセー|伏見瞬

「第七に睡眠」 どんな運動体でも共同体でも組織体でも、眠りをおろそかにするものはすべて信用に値しない。人が共に生きるための前提条件、つまり孤独の根拠を無視しているからだ。  森元斎は無政府主義を平易に解説せんとした『アナキズム入門』(ちくま新書,2017)において、19世紀ロシアの革命徒ミハイル・バクーニンの以下の言葉を引いている。スイス・ジュラ地方でインターナショナル会員と議論した際に、バクーニンが人間の幸福について語ったものだという。  森はバクーニンを紹介する章の最後

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「睾丸〈きんたま〉板の間に落つ」――明治「異性装」事件を読む|平山亜佐子

2009年末に『明治大正昭和 不良少女伝――莫連女と少女ギャング団』(河出書房新社)を上梓した。明治から昭和初期の不良少女に関する新聞記事を並べて解説した本で、今年13年ぶりにちくま文庫の仲間入りをさせていただいた。 単行本を執筆した際、約100年前の新聞記事を検索していて異性裝者の事件がちょくちょく取り上げられていることに気がついた。異性裝、いわゆるクロスドレッサー(生得的身体と違う性別の服飾をまとう行為を指す)が100〜150年前の日本において娯楽、職業、性的嗜好など実

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リラックマのための断章|西村紗知

序文 ある日急にリラックマ(※)が欲しくなった。 コンビニのコラボアイテムを視界に入れたのか、何かSNS上でたまたま見かけたのがきっかけだったのか、まったく記憶が定かでないが、ある日、筆者は気が付いたらキデイランド吉祥寺店にいた。 もともと、それが漫画などの「作品」の登場人物だったのか、それとも最初から玩具・雑貨・文房具のメインの意匠として生み出されたものだったのか、その来歴はさまざまであるが、キデイランドでは「ファンシーキャラクター」たちは各々の暖簾を守っている。ここ

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ウェブ連載

注目の書き手たちによるオリジナルのウェブ連載。

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  • 15本

コンテンツ飽和時代、人生を着実に退屈にする「効率重視のパラドックス」を乗り越えるためのたったひとつの冴えたやりかた。

 初めに、いまから200年ほど時をさかのぼって、その時代の天才詩人ゲーテの代表作『ファウスト』を見てみよう。  この疾風怒濤の一大悲劇の主人公ファウスト博士は、万巻の書を読み尽くし、いくつもの学問を究め、その結果、「何もわからないことに気づいた」人物である。  かれはその後、悪魔メフィストフェレスをともなって現実世界で快楽や権力を追求することになるのだが、それはともかく、今日の視点でこの『ファウスト』の冒頭を見ると、さすがに時代の違いを感じないこともない。  ファウスト博士が

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石田月美・鈴木大介「障害とパートナーシップ会議」第2回のお知らせ

数々の精神障害を抱え死にたくなるような苦しい日々から、婚活を機にサバイブした体験を描いた『ウツ婚』の著者・石田月美さんと、発達障害特性を持つ妻vs高次脳機能障害となった元モラハラ夫による家庭生活改善マニュアル『発達系女子とモラハラ男』の著者・鈴木大介さんが、障害当事者とそのパートナーのよりよい関係を模索すべく、連続対話を企画しました。 名付けて、「障害とパートナーシップ会議」 発達障害はじめ各種精神障害をお持ちの当事者の方々と、そのパートナーのみなさんに伝えたい、さまざま

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第10回 山の手入れについて

木の価値を高めるための方法―その3  林業において、「山を手入れして木を大切に育て続けること」は最も重要なことです。これまでこの連載では、「丸太を加工して売ること」や「自分自身の発信力を高めて物語を発表していくこと」など、木材の価格変動に一喜一憂しなければならない事業構造から脱却するために私が大切だと思うことについて書いてきました。しかしこれは、取得した山(イシタカ山)の状況も大きく影響しています。  イシタカ山の中でも特に荒れてしまっていた最難関のエリアは、倒木等によりも

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第9回 後払いOKの「無人販売所」

空前のキャンプブームにつき 2020年、新型コロナウィルスが流行りだしてからというもの、世の中の潮流が劇的に変わってきていることは誰しも疑わないことだと思います。中でも休日の新たな過ごし方として、三密を回避しながら楽しめる「キャンプ」が空前のブームになっています。私が暮らしている地域でも、キャンプ場に向かう車の渋滞ができている話や、とあるキャンプ場が過去最高の売り上げを叩き出したという話を聞くあたり、そのブームの訪れを近くで感じています。  私自身、作った薪を販売するために

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姫乃たまさん『永遠なるものたち』を巡って

『永遠なるものたち』に関する記事をまとめています。

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  • 1本

読書感想文コンクール「<わたし>の永遠なるものたち」募集のお知らせ

姫乃たまさんによる初の本格エッセイ『永遠なるものたち』の発売を記念して、読書感想文を大募集します。 あなたにとっての「永遠なるものたち」をぜひ教えてください。 本書を読んで思ったこと、感じたこと、考えたことなど、 自由に記していただけたら嬉しいです。 【募集要項】 発売中『永遠なるものたち』を読んで、あなたの想いを自由にまとめてください! ・形式は、感想文、論文など何でも自由。  本書に触発された詩や小説、二次創作などの文芸作品もOKです。 ・文章以外、イラストや画像

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新刊・既刊・パブ情報

新刊・既刊をとわず、書評や紹介の情報をアップします。

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  • 36本

障害とパートナーシップ会議 アーカイブ視聴リスト(第1回~最終回)

石田月美さん、鈴木大介さんによる「障害とパートナーシップ会議」のアーカイブ視聴が下記からできます。 最終回「お金の話:経済の不均等とパートナーシップ間の平等の両立」 第12回「男性当事者とパートナーシップ形成」 第11回「ルッキズム」 第10回「セルフネグレクト後編 自傷・未遂にパートナーはどう対応するか」 第9回「セルフネグレクト 前編」 第8回「当事者のどんな障害特性がパートナーの加害化を招くのか(後編)」 第7回「当事者のどんな障害特性がパートナーの加害化

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石田月美・鈴木大介「障害とパートナーシップ会議」開催のお知らせ

数々の精神障害を抱え死にたくなるような苦しい日々から、婚活を機にサバイブした体験を描いた『ウツ婚』の著者・石田月美さんと、発達障害特性を持つ妻vs高次脳機能障害となった元モラハラ夫による家庭生活改善マニュアル『発達系女子とモラハラ男』の著者・鈴木大介さんが、障害当事者とそのパートナーのよりよい関係を模索すべく、連続対話を企画しました。 名付けて、「障害とパートナーシップ会議」 発達障害はじめ各種精神障害をお持ちの当事者の方々と、そのパートナーのみなさんに伝えたい、さまざま

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石田月美・鈴木大介 「障害とパートナーシップ会議」第4回のお知らせ(6月29日21時~)

数々の精神障害を抱え死にたくなるような苦しい日々から、婚活を機にサバイブした体験を描いた『ウツ婚』の著者・石田月美さんと、発達障害特性を持つ妻vs高次脳機能障害となった元モラハラ夫による家庭生活改善マニュアル『発達系女子とモラハラ男』の著者・鈴木大介さんが、障害当事者とそのパートナーのよりよい関係を模索すべく、連続対話を企画しました。 名付けて、「障害とパートナーシップ会議」 発達障害はじめ各種精神障害をお持ちの当事者の方々と、そのパートナーのみなさんに伝えたい、さまざま

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石田月美・鈴木大介 「障害とパートナーシップ会議」第3回のお知らせ

数々の精神障害を抱え死にたくなるような苦しい日々から、婚活を機にサバイブした体験を描いた『ウツ婚』の著者・石田月美さんと、発達障害特性を持つ妻vs高次脳機能障害となった元モラハラ夫による家庭生活改善マニュアル『発達系女子とモラハラ男』の著者・鈴木大介さんが、障害当事者とそのパートナーのよりよい関係を模索すべく、連続対話を企画しました。 名付けて、「障害とパートナーシップ会議」 発達障害はじめ各種精神障害をお持ちの当事者の方々と、そのパートナーのみなさんに伝えたい、さまざま

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